世界経済史 2019report

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    資料紹介

    (2019)慶應通信経済学部専門科目「世界経済史」で合格をいただいたレポートです。7世紀から18世紀のアジアと欧州の経済交流がテーマです。
    ※レポート作成の参考としてご利用ください。合格を約束するものではありませんので、丸写しはご遠慮願います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    '19世界経済史
    はじめに
     世界の経済は,国民国家の成立に伴って,地球規模に拡大されていった。「国民国家」とは,国家内部の構成員を国民単位として統合した国家のことをいう。『広辞苑第4版』には「主として国民の単位にまとめられた民族を基礎として,近代,特に18〜19世紀のヨーロッパに典型的に成立した統一国家。市民革命を経て国民的一体性の自覚の上に完成。民族国家」と解説されている。すなわち,国民という意識を自覚した構成員を統合することで成立する国家の概念である。中西は,指定テキスト『世界経済の歴史』において,「17世紀までヒトの移動が経済圏の地球規模への拡大に大きな役割を果たした。一方,国民国家成立後の18〜20世紀前半は,(略)モノの移動が地球規模で展開した」と述べている(p.183)。ヒト=人材,モノ=製品や設備,カネ=資金とは,経営学でしばしばつかわれる表現であるが,経済活動の基本はまさしく,ヒト・モノ・カネという資源の流通によってなされる。中西もこの区分に沿って,経済のグローバル化を解説している。本稿もこれに倣い,ヒト・モノ・カネという3つの視点に分けて,7世紀から18世紀にかけて...

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