【日大通信】倫理学(B10900)課題2【2019~2022年度】
倫理学、課題2の合格リポートです。
講評では、「よくまとまっています。」とコメントをいただいております。
丸写しは厳禁です。あくまでリポート作成の参考程度としてください。
ご使用は自己責任でお願いいたします。
倫理学(科目コード B10900)課題2
【課題】
現代社会において「生命倫理」重視される理由を説明しなさい。
<ポイント>
1.医療者と患者の関係に着眼すること。
2.医療現場における「死の無機質化・均一化」を捉えること。
<キーワード>
昔の死と現在の死、パターナリズム、QOL(生命の質)、NBM
(以下本文)
まず、インフォームド・コンセントとは、十分な説明を受けたうえで、患者自身が納得
して治療法を選択することである。また、日本ではインフォームド・コンセントというと
「治療法の説明」という段階にとどまっており、説明の良し悪しなどはあまり問題になら
ない。しかし、アメリカでは、医療者が医学用語を駆使してペラペラとまくしたてるよう
な説明は論外であり、「浮腫」は「むくみ」というように素人でも理解可能な言葉での説明
が要求される。このアメリカの考え方は、1960 年代後半、世界的に市民運動が盛んであっ
た時代に、多くの患者たちが「私たちはお客である」という消費者意識を全面に出し、そ
れまでの受身的姿勢から一転して、積極的に医療側に医療内容(商品内容)の説明を求め
る...