2019年度姫路大学通信教育課程「薬理学」の合格済みレポートです。
パーキンソン病を選択しました。
「てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、統合失調症、うつ病、不眠症など脳・中枢神
経疾患のなかから興味あるものを選び、その病気について説明しなさい。」
設題2
てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー型認知症、統合失調症、うつ病、不眠症など脳・中枢神
経疾患のなかから興味あるものを選び、その病気について
1.どのような病気であるか。(病態)
2.どのような症状がみられるか(症状)
3.治療に用いる薬物の薬理作用(作用機序)について
4.治療に用いるお薬の副作用
5.注意すること などについて分類整理して説明してください。
1.どのような病気であるか。(病態)
パーキンソン病とは、大脳の下に位置する中脳の黒質にある神経細胞が原因不明に変性脱落し、これ
に伴いドパミン神経を介して連絡のある線条体でのドパミン含有量が低下することで、様々な症状を呈
する進行性の錐体外路系変性疾患である。発症原因はまだ解明されていないが、αシヌクレインという
タンパク質の過剰発現がパーキンソン病の発症に関わっていると考えられている。
2.どのような症状がみられるか(症状)
代表的な運動症状には以下の4つがある。手足がふるえる症状を安静時振戦という。手足が1秒間に
5回くらいの規則正しいふるえ方をする。指先でものをまるめるような動きになるピル...