【日大通信】経済開発論(R31400)課題2(新教材)【2019~2022年度】
経済開発論、課題2(新教材)の合格リポートです。
講評では、「よくまとまっています。」とコメントをいただいております。
丸写しは厳禁です。あくまでリポート作成の参考程度としてください。
ご使用は自己責任でお願いいたします。
経済開発論(科目コード R31400)課題2(新教材)
【課題】
経済開発問題の歴史的展開と開発理論の形成ならびにそれらの特徴について論じなさい。
<ポイント>
・50 年代、60 年代、70 年代、80 年代、90 年代以降の順に、経済開発問題の変遷を整理し
ていること。
・主要な開発理論が網羅されていること。
・理論の形成を時代の流れに沿って、大きな潮流が把握できていること。
<キーワード>
経済発展の諸段階、ハロッド=ドーマー・モデル、二重経済発展モデル、従属理論、新
成長理論
(以下本文)
1950 年代は、戦後の復興を交え、援助が始まった時期であり、政府主導型の開発が行わ
れた。経済発展は国民所得の向上と捉えられており、国民一人当たりの国民所得が伸びる
ことを最大の開発の目的とした。この開発の恩恵は、自然に高所得層から低所得層へ浸透
(トリクルダウン)していくと考えられていたが、実際はそうはならなかった。
この時代、初期の開発理論の一つは経済発展段階説である。この理論の趣旨は、全ての
諸国の一つの経済発展の段階を一歩ずつ歩むがごとく進行していくようなもの...