2019年度/明星大学/PK2032/英語文学1/1単位目/合格レポート

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    資料紹介

    2019年度から新設された英語文学1(PK2032)の1単位目の合格レポートです。
    前年度までの英米文学1とも課題が同じなので、参考になると思います。

    【評価】
    課題(1)の語義も情報量、文章ともに大変完成されており、課題(2)の2人の文学者についてのレポートも素晴らしかったです。
    というコメントをいただき、優の評価で単位取得しました。

    【課題】
    1.「科目の学習要点事項」欄で示されたキーワードを確認しながらテキストを通読してください。その上で、以下の語群A-Dの中からキーワードをそれぞれ1つ選び、歴史的な背景を踏まえて簡潔に説明してください。
    選択キーワード:「アメリカの夢」「リアリズム」「アメリカ・ルネッサンス」「失われた世代」

    2.以下に挙げた作家の中から2人を選び、キーワードや歴史的背景を踏まえて、その作家及び作品全体について論じてください。
    選択作家: Benjamin Franklin、Earnest Hemingway

    参考文献:『シリーズ・初めて学ぶ文学史② はじめて学ぶアメリカ文学史』板橋好枝・高田賢一編著(ミネルヴァ書房)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    英語文学1 1 単位目
    (1) アメリカの夢とは、自由、平等、機会均等など、17 世紀以降に大挙して渡来した移民が実現しようとした理念の総称である。彼らにとって新大陸は旧世界の封建制による政治的・経済的・宗教的圧迫の下で果たせなかった理想・願望の実現の場であった。アメリカの夢には世俗的側面が併存しており、富と名声が人間の価値基準で、「 成功物語」が多数生まれた。その後、物質万能主義が増大すると、夢と現実の距離は大きくなり、アメリカの夢は破綻へと向かっていった。
    リアリズムとは、自然や人生をありのままに描くことを求める思想のことである。リアリズムは、普通の人間のどこにでも起こりうることを簡単な言葉で描くことを求めていた。南北戦争後のアメリカでは、地方色の文学が起こっていたが、未だに保守的な文学会に対して Howells がリアリズム戦争を仕掛けた。
    保守的な文学界からはリアリズムは不快なものの代名詞とされたが、リアリズム文学は暗く汚いものを避ける傾向があった。
    アメリカ・ルネッサンスとは、1830 年代後半から 50 年代にかけてのアメリカ文学における最初の隆盛期のことである。国家...

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