中央大学 法学部 通信教育課程 2018年 民法3 第1課題

閲覧数1,614
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    民法 3 2018年度
    第1課題
    「債権の目的」に関連する次の概念について、それぞれ 300 字程度で説明しなさい。
    (1)特定物債権と善管注意義務
    特定物の引渡しを目的とする債権を特定物債権という。また、給付の内容が特定物の
    引渡しに尽きる場合のみを意味するわけではなく、特定物の引渡しを含む債権一般を意
    味する。贈与、売買、使用賃借、賃貸借、寄託、請負のような契約関係から生ずる可能
    性がある。
    特定物債権の債権者は、目的物を引渡すまでは、善良なる管理者の注意をもってその
    物を保存しなければならない(民法400条)。これを善管注意義務という。具体的に
    は、契約の種類・目的物の種類と性質・債務者の業務内容・債権者のおかれた状況など
    を総合的に考慮して個別に判断される。
    (2)種類債権の特定
    種類債権においては、同種の目的物が市場に多数あるが、履行の段階では債務者の給
    付すべき対象物が具体的に定まっていなければならない。また、債務者の立場から見て、
    実際に弁済がなされて債務が消滅するまで、その種類物が市場に存在する限り履行不能
    とはならず、常に調達義務を負うということにより酷...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。