大阪大学 基礎実験 抽出による3成分の分離 ベンゾフェノンの精製 安息香酸の精製 レポート 参考資料
基礎実験
実験者氏名:
実験日:
実験場所:
今回の目的:
有機化学実験は、多くの有機化合物と種々の無機試薬を取り扱う。
構造の複雑な有機化合物が多数あり、それらの性質も多様である。物質によって取り扱い
方、また反応の種類により、必要とされる操作が大きく異なる。
ここでは、化合物の合成に先立ち、目的化合物を反応系から分離、精製、同定する手段と
して、1)分液操作による抽出分離、2)ろ過、3) 再結晶、4) 融点測定、5)TLC分析、6)IR
スペクトルの解析、7)
1H-NMRスペクトルの解析など、度々使う基本操作の習得を目指す。
実験操作:
1-1. 抽出による 3 成分の分離
①アニリン(1.0g)、安息香酸(1.5g)、ベンゾフェノン (2.0g) を含むエーテル溶液 25 mL
を 200 mLの分液漏斗に移し、計り取ったメスシリンダーは少量のエーテルで共洗いし、分
液漏斗に加えた。
②2Mの塩酸 8 mLで 3 回抽出した。塩酸層は 100 mLのマイヤーフラスコに合わせて集めた。
③エーテル層を 10 mLの水で 2 回洗い、水層は所定の廃液溜に廃棄...