明星大学通信教育学部教育学科 英語学概論1単位目の合格レポート(2019年10月合格)です。 課題は、1.英語の属する語族と語派、歴史的な系統関係において近い関係にある言語を挙げよ。2.英語の変化について、時代をおってのべよ。3.「音素」の定義を述べ、英語に認定できる音素を全て挙げよ。子音についてはそれぞれの音素の調音方法と調音位置および有声か無声かを説明せよ。母音についてはそれぞれの母音音素の舌の位置(高低と前後)と円唇性について述べ、それぞれの母音が異なった特徴を持つことを示せです。先生からの講評や、レポートに記入された減点ポイントも記載しています。少しでも参考にしていただけると幸いです。
1.英語は、インド・ヨーロッパ語族に属する。インド・
ヨーロッパ語族は、インド・イラン語派、同じアルメニ
ア語派、バルト・スラブ語派、ギリシャ語派、ロマンス
語派、ケルト語派、ゲルマン語派、アルバニア語派の8
つに分けられる。この中で、英語はゲルマン語派に属し
ている。歴史的に見て、ゲルマン語派は東ゲルマン語、
西ゲルマン語、北ゲルマン語の3つに分けられる。東ゲ
ルマン語は、ゴート語として残っていたが、現在では死
滅しており、西ゲルマン語は、英語、ドイツ語、オラン
ダ語などに発展し、北ゲルマン語は、北欧のスウェーデ
ン語、デンマーク語、ノルウェー語となった。従って、
英語に近い関係にある言語は、ドイツ語、オランダ語、
北 欧 語 で あ る 。
2.英語の変化について時代を追って見てみると、5世紀
に、ゲルマン民族がブリテン島に侵入したことから始ま
る。アングロ・サクソン族が、ブリテン島で出会ったの
がケルト人であるが、ケルト人は、アングロ・サクソン
人に対抗できず後退したため、地名や固有名詞に残るだ
けである。古英語の時代(700~1150年)の代...