資料紹介

日本大学通信教育部の合格レポートです。
母音と子音の区別について適切な記述がなされ、大変よくまとめています。とお褒めを頂きました。

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国 語 音 声 学
０ ３ ５ ６（ 分 冊 １ ）
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(1)人間が音声を産出する出発点は呼吸にある。
空気を肺から気管を通って声道へと送り出す、
この一連の通路の中で音声は作り出される。
喉頭の中には声帯と呼ばれる一対のひだがあ
り、肺から押し出された空気によってこの部
分を振動させるかどうかで有声音、無声音が
作り出される。母音は普通有声であり、子音
又、母音は開口度、舌の最高部の位置、唇の
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全に閉鎖され、その解放の際に調音される。
この様に子音は、声門を通過してきた空気の
流れが、舌、唇、歯、歯茎、硬口蓋、軟口蓋、
口蓋垂等の調音器官の閉鎖、閉鎖の開放、狭
窄、あるいは振動によって作り出される音で
ある。換言すると、調音的観点から見た場合、
咽頭を通って声道に流れ込んだ空気が、その
声道内を比較的自由に流れていく音を母音と
呼び、声道を通る空気の流れが唇や舌等の動
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きによって妨げられる形で作られる音を子音
と 呼 ぶ 。
声道内を空気がどれほど自由に流れるか、そ
の程度の違い...

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