2018年度玉川大学通信教育学部に在籍中に作成した、音楽科指導法の第二分冊のレポートです。
参考にしていただけると嬉しいです。
特別活動における音楽の取り組みについて、どのような取り組みが考えられるか述べた
い。
音楽と関連させた特別活動として考えられるのは、一日の学級活動の中で、クラスでの
合唱を織り交ぜる活動である。本稿では、①朝の会での「にじ(作詩:新沢としひこ/作
曲:中川ひろたか)」の合唱、②給食前の「いただきます!ごちそうさま!(作詞:鈴木
竹志/作曲:堀井勝美)」の斉唱、帰りの会での「帰りの会のサンバ(作詩・作曲:中山
真理)」の斉唱について考えていく。対象とする学年は、小学校 3 学年である。教育目標
は、いずれにおいても「クラスメイトとの関わりを意識して、それぞれの時間に取り組む
けじめの意識を持つことが出来る」である。まず、これらの場面、曲を選んだ理由を説明
する。小学校の中で、児童が最も関わりのある集団は、共に生活をしていくクラスメイト
である。クラスメイト同士の関わりは、児童にとって学校生活の中心であり、それによっ
て生活が左右されるといっても過言ではない。学級担任が意識して、学級の雰囲気を児童
にとって健全で快適なものにすることが大切である。そこで音楽の持つ特性を利用するこ
とが出来...