哲学レポート
“コンピューターは心を持つことができるのか?”
ロボットやコンピューターに対して心を持たせる事は可能であるのかという疑問は、我々が昔から考えてきた命題である。ロボットに心を持たせるという事は、「人工知能はどこまで人間の脳に近づけ得るのか」というのと同じ意味である。これを考えるには、まず「心とは何であるのか?」を考え、仮にでも定義しなければならない。一般的に心とは「知(intellect)」「情(feelings)」「意(willpower)」「記憶と学習(memory and study) 」「意識(awareness and self consciousness)」という 5 つの機能を持ち合わせたものであるとされている。だが、「知」「記憶と学習」はすでにロボットやコンピューターが持ち合わせていることは周知の事実であると思う。「心がどこに存在するのか?」という問題を、関西学院大学理工学部開設の心理学の講義では定期試験の問題とし、「正答はない」としているが、一般的に大部分の人は「脳」にあると考えているだろうしこれで正解であると私は考えている。この仮定に対する説明は後々...