「保育実習の問題点とその対応法について述べよ。」
1.はじめに
私は保育者になるため、学校では理論を中心に学んできた。しかし、保育実習や施設実習(児童養護施設)、幼稚園実習を通して、学校では学ぶことができない貴重な体験をすることができた。同時に、自分自身の新たな発見(長所)や、その逆に問題点を知ることとなった。
今回、設題にあるように、主に自分の問題点を中心として、実習で直接その現場に関わることにより学んだ事をまとめていく。
2.実習を通して
昨年の保育所実習でのことである。給食の時間が近づいた頃、5歳児クラスがホールで太鼓の練習をしていた。私は4歳児の子どもたちと一緒に見ることにした。実習のために、手作りの名札を服につけていたのだが、この名札はフェルトを材料とし、絵本「はらぺこあおむし」をモチーフにしたものだった。葉っぱの部分を脱着可能にするなどの工夫を凝らし、それが子ども達の興味・関心を強く引いた様子であった。まず、女の子たちが「かわいい〜」と言いながら名札で遊び、今度は男の子が名札を手に取り、一人が興味深そうに遊んでいると、次々に名札を取り合い、最後にはB児とC児の二人...