佛教大学 科目コード【Z1103】
教育心理学1の2018年度
A判定リポートです。
所見は以下のようでした。
「とてもよく説明できていました。」
参考文献は教科書のみで、
わかりやすい文章になっていると思います。
構成等を参考にしていただければ
高評価いただけると思いますので
どうぞお使いください。
投題
児童期・青年期に社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
Z1103 教育心理学 1 第 1 設題
(1)
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲
間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
1. 児童期
児童期は親からの分離の動きが現れる幼児期、心理的な自立を果たそ
うと揺れ動く青年期との狭間に存在し、身体発達も情緒的にも安定した
時期である。この時期に子どもの社会的認知を変化させる要因として学
校生活の始まりを挙げることが出来る。幼児期までの生活、会話の中心
は親をはじめとした親しい間柄にある人々であったが、学校集団では多
くの同級生や上級生、教師たちなど対人関係の幅が広がる。また使用す
る言葉にも変化が現れる。日常生活で特定の親しい人と直接会話すると
きに、文脈を頼りながら使用される1次的ことばが通じる環境から、不
特定多数の人々に意味が通じるような2次的ことばを必要とする環境へ
と変化するのである。2次的ことばは、文法に従って文章を構成し、自
分と直接かかわりのない不特定多数の人々に向けて、客観的に物事を捉
えて説明をするために使われるのであり、1次的ことば...