終末期看護学実習を行う前に書いた体験談をもとにした死生観です。
死生観について
私は死とは誰にでも平等にあり、その人にとって本当の終わりだと考える。一言に「死」
といっても様々な死に方がある。例えば病死・事故死・自殺など様々な終わり方がある。
「死」の違いは種類だけでなく、受容して死ぬか受容できずに死ぬかという違いもあると
考える。その違いの中で、いかにその人がその「死」にたどりつくまでに、自分の人生を
満足のいく生き方ができたかというところが大切になってくるのではないかと考える。 私
がこのように考えるのは小学校の時に体験した曾祖母の死がきっかけである。
私は小学校低学年の時に曾祖母を癌で亡くした。認知症もあったことから自分が病気で
あったことを理解しておらず、私たちのことも友達と認識していたり、初めて会った人と
認識するときもあった。面会で会うたび細くなっていく曾祖母をみながら 、私は幼いなが
らに漠然と「人が死ぬときというのはこんなにも弱っていくものなのか。」と感じたことを
今でも覚えている。当時私は曾祖母の元気な姿が印象的で、弱っていった曾祖母の姿を受
け入れることができなかった。自分もいつかこうなると考えると怖くなってしまったから
だ...