水に関するアジア地域の課題
私は、人間の生活でもっとも重要なことは水をどう操れるかにかかっていると思います。
人間の体の構成の半分以上は水です。植物は水なしではすぐに枯れてしまいます。また、地球上の生物は大昔、水の中から発生しました。歴史的に見ても、世界4大文明と呼ばれる「エジプト文明」、「メソポタミア文明」、「インダス文明」、「黄河文明」の文明はどれも「ナイル川」、「チグリス・ユーフラテス川」、「インダス川」、「黄河」といった大河沿いに産まれました。このことからも、人間の生活、いや、動植物の生活には『水』といったものが必要不可欠なことがわかります。かつては人口もさほど多くはなく、水は容易に入手することができました。西暦0年頃におよそ1億人だった人口は1000年後におよそ2億人に増え、その後1900年には15億人にまで増えました。それからおよそ100年後の現在は65億人に迫る勢いです。そのほとんどがアフリカやアジアの発展途上国で起きており、さまざまな水に関する問題が生まれてきています。その中でも私は、アジアの水に関する問題...