日本知的障害者福祉協会 社会福祉士養成所の第4学期提出レポートです。
科目「権利擁護と成年後見制度」
課題「任意後見制度について、それはどのような人を対象とし、その制度を利用することで法的にいかなる利点があるのか、成年後見制度と比較しながら説明しなさい。その上で、現状どのような問題があるのか、その対応策も含めて検討しなさい。」
評価:A
30× 40 社会福祉士養成所
成年後見制度とは、判断能力が不十分な人の生活、療養看護およ
び財産の管理に関する事務を、本人とともに本人の支援者である成
年後見人等が行うことによって、本人の意思や自己決定を尊重しな
がら本人を保護するための法律上の制度である。成年後見制度には、
大きく分けると、任意後見制度と法定後見制度の2種類があり、二
つの制度の一番の違いは、後見人の選任が、本人の判断能力が不十
分になる「前」か「後」か、ということである。
任意後見制度の利点は次の5つである。①後見人を裁判所の選任
ではなく、自らの意思で信頼できる人を任意後見人に選任できる。
②予め任...