残留性有機汚染物質問題

閲覧数2,710
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    立命館大学のレポート課題

    ※レポートを書いた当時から状況は変わり、中国以外の発展途上国でもこの問題が大きくなっていますので、ご参考程度にされてください。

    廃棄物による問題を中国に焦点を当てて考察しています。
    中国グイヨ市の辺りの村々は廃棄物(粉砕されたパソコンなど)が集まる。
    ナンハイに、香港や台湾のブローカーを通じて、アメリカ、カナダ、そして日本からのコンテナーが毎日陸揚げされる。現地の人々の目的は鉄、プラスチック、銅、そして金を回収することである。以前は田んぼであった地域も、今は不要になったコンピュータの残骸が灌漑用水に投棄され溢れている。
    近代化された都市から発展途上の国に送られる廃棄物と、そこに付着する残留性有機汚染物質の危険性や社会問題に視点を当てて、考察しています。

    その他の資料http://www.happycampus.co.jp/docs/983431725001@hc05/

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    残留性有機汚染物質問題
    廃棄物による問題と中国
    具体例:
    中国グイヨ市の辺りの村々は、この7年間、国際電子廃棄物取引の最前線にあった。ほとんどの廃棄物(粉砕されたパソコンなど)は香港の近くの港町ナンハイからグイヨにトラックで運ばれてくる。ナンハイに、香港や台湾のブローカーを通じて、アメリカ、カナダ、そして日本からのコンテーナが毎日陸揚げされる。現地の人々の目的は鉄、プラスチック、銅、そして金を回収することである。以前は田んぼであった地域も、今は不要になったコンピュータの残骸が灌漑用水に投棄され溢れている。
    電子機器中の金属に加えて、プラスチック中の臭化難燃剤(BFRs)は残留性有機汚染物質(POPs)であり、地域の人々はこれらの廃棄物により健康が脅かされている。防護もなしに作業者達が、その多くは子ども達であるが、一日中コンピュータチップを抜き出したり、金を回収しやすいように、回路基板の鉛半田を加熱して溶かしている。鉛やプラスチックが燃えると有毒な煙が排出し、それらは鼻から、口からそして皮膚から体内に取り込まれる。鉛の溶融残渣はただ地面にはきだされるだけである。土や沈殿物、川の水を採取し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。