教科生活 第2分冊

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    <はじめに>
    小学校学習指導要領解説生活科(2008 )に「低学年で
    は特に生活科を中核として合科的・関連的な指導の工夫
    と進め、指導の効果を一層高めるようにする必要がある。
    特に第1学年入学当初における生活科を中心とした合科
    的な指導については、新入生が、幼児教育から小学校教
    育へと円滑に移行することに資するものであり、幼児教
    育との連携の観点から工夫することが望まれる。」と記さ
    れている。この記述からスタートカリキュラムの必要性
    が伺える。そこで、本レポートでは、スタートカリキュ
    ラムによる子どもの心身の発達と学校や学級という小さ
    な社会への適応を促す生活科教材の特色について、教材
    内容(教材名や体験の中身、活動の場)を具体的に解説
    する。
    <スタートカリキュラムによる生活科教材の特色>
    まず、スタートカリキュラムとは「児童が義務教育の
    始まりにスムーズに適応していけるようなカリキュラム
    を構成すること」である。
    幼児教育と生活科は、体験学習(遊びなど)から、自
    ら気付き、学ぶという共通点がある。しかし、幼児教育
    では①遊びの中での学び②時間の区切りが緩やかな生活
    ③5 領...

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