玉川大学 通信教育部「音楽科指導法」第1分冊 評価A

閲覧数3,819
ダウンロード数3
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3

  • ページ数 : 3ページ
  • 会員660円 | 非会員792円

資料紹介

先達の音楽教育へのアプローチ

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

科目コード08807「音楽指導法」第2分冊

 ダルクローズは音楽教育法である「リトミック」を創案し、その実践と普及に取り組んだ音楽教育家である。

ダルクローズは「芸術表現の基礎はその人の思想及び感情にあって、その表現手段方法はその人自身の身体」であり、「人間の身体こそが最大の表現物」であると捉えた。そのための教育課程を「身体による自己表現は、ことば、文字、楽譜や楽器などによる表現方法の先に行われる重要な方法」であると位置づけた。具体的な方法として、音楽と身体と生活における共通な要素としての「リズム」に着眼した。彼は「人間は本来、生命のリズムともいうべき生理的、根源的なリズムに支配され、音楽を含むすべての芸術の基礎もリズムによっている。したがって、その両者を統一することによって、人間の芸術的自己表現を豊かにすることが可能」であると考えた。

 音楽に感動し、音楽による自己表現をもっとも豊かにすることは「人間の身体をオーケストラ化して、音楽に対して打ち震えるように響く状態をつくる」ことであり、教育システムとして考案したのがリトミックである。すべての子どもの音楽的才能を身体の筋肉の動きを...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。