第二設題A判定のレポートです。2018年の設題にも対応しています。
4種類の使役動詞構文の使い分けを分類整理し、その結果が実際の使用例でどの程度確認できるかを見極めなさい。分類した結果がうまくあてはまる場合とあてはまらない場合とも思われる例があれば、その適用範囲を見極めなさい。
使役とは大辞泉によると、「人を使って何かをさせること」と定義されている。使役動詞とは、「・・・に〜させる」という使役の意味を表す。このリポートでは「make」「have」「let」「get」4つを扱っていく。この4つの用法を分析したのち、例文を用いて使い分けの分類が当てはまるか、当てはまる当てはまらないの条件の範囲を詳しく見ていく。
上記に挙げた4つの使役動詞の意味・ニュアンスをそれぞれ検討していく前に、文法規則の違いについて触れていく。4つの使役動詞は大きく4つに分けられる。1つ目はlet/make/have型である。これは使役動詞+目的語+原型不定詞という形である。原型不定詞とは動詞の原形を意味する。進行形や過去形になっていない動詞そのものの形である。この動詞の原形は「まだ行われていない」というニュアンスを含んでいる。そのため、使役動詞である「make」「let」「h...