佛教大学 R0115 M6109 漢文学 科目最終試験6題セット

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    資料紹介

    漢文学の科目最終試験6題セットです。

    この内容を丸暗記して80点をいただきました。

    最終試験の参考にどうぞ。

    参考文献:二畳庵主人・加地伸行『漢文法基礎 本当にわかる漢文入門』講談社学術文庫.

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    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    一.漢文訓読で用いる返り点について説明せよ

    漢文には国文と語序の同じ場合と、同じでない場合があり注意しなければならない。すなわち、(国文)山高し。(漢文)山高シ。といった場合は、漢文も国文も言葉の順序が同じであるが、(国文)我名山に登る。(漢文)我登名山。となるとその順序が違っている。

    しかも前者の場合は、漢字をそのまま順序に読み、適当に送り仮名をつければよいが、後者になるとそうとはいかず、さらに読む漢字の順序を示す必要がある。例えば、「名山に登る」は単に「登ル名山ニ。」としただけでは不十分で、さらに「登ル二名山ニ一。」というように読む漢字の順序を示す必要がある。この「レ」とか、「一、二」を返り点という。

    すなわち返り点とはわが国で漢文を読む場合、読む漢字の順序を示すために便宜上つける符号というわけであるが、これには次のような種類と決まりがある。

    ・ㇾ点…「れてん」(ㇾ点)、または「かりがねてん」といい、「読ムレ書ヲ」(書を読む)、のように、一字から一字に帰って読む場合に用いる。

    ・一二…「いちにてん」(一・二点)という。「学ブ二漢文ヲ一」(漢文を学ぶ)のように、二字以上から...

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