時効(司法試験過去問を素材に)
Aは、Bに対して貸金債権を有していたが、Bが倒産して所在不明となったので、その所在を探しているうちに消滅時
効期間が経過した。その後、Aが保証人Cに対して保証債務の履行を求めたところ、Cが弁済した。Cは、Bの所在が判
明した後、Bに対してAに弁済した金員を支払うよう求めたところ、Bは、消滅時効期間が経過していたので、Cが弁済
する必要はなかったと主張して、支払いを拒絶した。この場合におけるB・C間の法律関係について説明せよ(旧司 S55-1)。
一 CはBに対して、保証人の求償権に基づき、金員の支払いを求めるものと考えられる。かかる請求が認められるため
には...