雇用保険制度の問題点の一つとして加入義務を事業所が怠ることがあげられる。事業所は正社員だけでなく、パートやアルバイトを従業員として雇用しても、雇用保険に原則加入する必要がある。一定の条件を満たせばという前提はあるが、法人であれ個人事業であれ、関係ない。しかし、法律で加入することが定められているものの加入義務を怠っている事業所が存在する。保険料が他の社会保険に比べて少額で、加入メリットも大きい雇用保険だが、一定数の事業所が雇用保険を支払っていない。その理由は大きく2つあり、1つは個用保険料が負担となるからである。1人の従業員の保険料は少額でも、従業員全員分の保険料を支払うとなると高額になる。もう...