【玉川大学】通信教育部「生徒・進路指導と理論の方法(小)」第2分冊<B評価>

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    資料紹介

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    <はじめに>

    テキストに解説されている3つの「キャリア発達課題」や10の「ねらいの例」を観点に、筆者自身の小学校期の学校生活や学習過程を振り返り、どのように自己形成やキャリア形成が図られたか。また、それらが現在の自己形成やキャリア形成にどのように生きているかについて、体験やエピソードを交えながら解説した上で、「キャリア教育」のあり方について、考えを述べる。 

    現代の児童生徒の成長上の課題である、「発達課題の未消化」「青年期の自立遅滞」などに加え、社会も「情報化」「グローバル化」「少子高齢化」「消費社会」などの変化が起きており、社会人として自立した人間を育てる観点からキャリア教育の推進がなされた。

    そもそも、キャリア教育とは、「子どもや若者一人ひとりの社会的・職業的自立に向け、必要となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育」のことである。この「必要となる能力や態度」とはキャリア形成能力のことであり、この内容は「キャリア発達に係る諸能力例」として、4領域8能力があり、さらにそれを発展・補充するものとして「基礎的・汎用的能力」(人間関係形成能力・社会形成能力、自己理解...

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