学習発達論 第1分冊 B評価

閲覧数2,093
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    本レポートでは、ピアジェ(Piaget,1968)やエリクソン(Erikson,1968)の発達段階説を基に、乳児期、幼児期、学童期、青年期までの自我(自己)の発達をとらえるとともに、自我の発達を踏まえた指導の在り方について考察する。

    自我は自分の意識の中心であり、人は成長とともに、意識する範囲は広がっていく。最初の自我の発達の表れは2歳の始め頃、内界と外界の境界の意識がはっきりと子どもの日常生活に表れてくる。この時期は乳児期にあたる。

    乳児期は出生後から2歳頃までの時期を指し、ピアジェ(Piaget,1968)の認知発達の段階では「感覚運動期」にあたる。授乳時における母親との「相互作用」や、相手の動きを見てまねをする「共鳴行動」を行うことから、乳児は生まれながら人と関わり合う能力を持つ、能動的で社会的な存在であるといえる。

    また、この時期の発達段階の課題として「基本的信頼の確立」が挙げられる。乳児期に相手に対し信頼するに値すると感じることができれば、その後の他者との親密な人間関係を築き上げられるか否かの土台が作られていく。さらに、母子関係に限らず、乳児同士の関わりの中で、他者の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。