資料紹介

佛教大学　道徳教育の研究　Z1115　

A評価にて合格。「ソクラテスやカントの思想をよく理解してまとめられています」との講評でした。

あくまで参考としてご利用下さい。

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道徳教育の意義について述べよ。

　

　道徳教育の意義は、子供達に道徳性を養わせることにある。では道徳とは何であり、なぜ道徳教育が必要なのか。また現在に至るまで、日本の道徳教育はどのように変遷してきたのか。本レポートでは、道徳教育の意義を詳しく考察する為に、上記の疑問点を明らかにしながら述べていく。
　道徳とは何であるのか。まず、辞典での定義を見てみたい。大辞林では、「ある社会で、人々がそれによって善悪正邪を判断し、正しく行為するための規範の総体。」とし、広辞苑では「人のふみ行うべき道。ある社会で、その成員の社会に対する、あるいは成員相互間の行為を規制するものとして、一般に承認されている規範の総体。」と述べられている。要するに、道徳とは人間の生き方を示すものであると言える。

次に、道徳を根底から理解するために、ギリシャの偉人の１人であるソクラテスと、その弟子プラトンの思想を考察する。彼らの説いたイデア論は現在でも欧米の思想の根底にあるが、これは道徳とは、「人間が真理を求め、これを規範として、どのように生きるのかを考えることだ」と説いている。プラトンは著書『国家』の中の「洞窟の比喩」...

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