相談援助実践における記録の意義と具体的記述方法をまとめてください。また、同じく相談援助におけるスーパービジョンの目的、機能、あり方についてまとめた内容
相談援助実践における記録の意義と具体的記述方法をまとめてください。また、同じく相談援助におけるスーパービジョンの目的、機能、あり方についてまとめてください。
相談援助実践は、クライエントから相談を受け援助していく方法である。しかし、クライエント一人ひとり個別化であり、さまざまな相談内容があり、援助方法もいろいろと個別化されている。また、クライエントを援助する場合、一人の同じ人が援助するとは限らず、いろいろな人が関わることもある。そのなかで、どのように援助しているかを記録に残すことによって、業務的な援助記録としての証拠と、今後の援助に活用をする目的としての記録がある。
この活用する目的としての記録には、ミクロ、メゾ、マクロの三段階に分けられる。ミクロはワーカー自身、メゾはワーカーが所属する組織や機関のスタッフ、マクロは地域社会全体である。具体的な記述方法としてミクロレベルでは、援助内容の内省作業、援助計画の見直し、聞き取り調査、面接記述方法の習得などを記録することにより、援助の振り返りや次に向けての課題探し、アイデンティティ、自信をつけるなどの目的がある。メゾレベルでは、把握状況の検討...