東北福祉大学 社会保障論 2単位目

閲覧数4,071
ダウンロード数29
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    イギリスと日本の社会保障の歩みを概観し、貧困観の変遷や社会保険と公的扶助の統合の仕方に留意しつつ、社会保障の成立過程にみられた特徴をそれぞれ述べた内容

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    イギリスと日本の社会保障の歩みを概観し、貧困観の変遷や社会保険と公的扶助の統合の仕方に留意しつつ、社会保障の成立過程にみられた特徴をそれぞれ述べなさい。
    イギリスの社会保障の歩みは、歴史を考察していくとエリザベス救貧法が始まりとなる。大まかに分類すると『救貧法の時代から社会保険の登場』、『社会保険から社会保障への展開』である。

    1.救貧法の時代から社会保険の登場

    イギリスでは15世紀以降、封建制度の解体により物乞い者や浮浪者などの貧民が増えていった。貧民たちを慈善や救済でおこなっていたが、貧民を増大させてしまうとの考えから、浮浪の処罰や貧民と労働不能者の救済に関する法律が作られた。しかし、刑罰や過酷な労働待遇などの問題が起きたことにより、1601年エリザベス1世によるエリザベス救貧法があらためて制定された。このエリザベス救民法は、物乞いや浮浪者などの貧民が増加して、治安の悪化を防ぐことに主眼としており、貧困者への就労の強制や労働能力をもたない貧民を整理おこなった。しかし、労働可能な貧民を判断する方法やガイドラインがなく、各地に置かれた貧民監督官の裁量に委ねられていた。そのため、浮浪...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。