玉川大学 通信教育部「教科 社会」第1分冊 評価B

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〈課題〉
地域社会の教材化

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科目コード08812 「(教科)社会」 1分冊

 昭和22年版の学習指導要領では「社会科においては、人間性の理解とそのうえに立つ社会の相互依存関係を理解させようとするものである」と説明している。昭和26年版学習指導要領では、新たに民主主義社会の道徳的なあり方が設定された。初期社会科は、経験主義の教育に立脚し、同心円的拡大主義がとられていた。しかし、「はいまわる社会科学習」などの声があがり批判を受けた。社会学習であるべき社会科が生徒の興味を主とした学習に偏っていたためである。のちに現在の社会科の在り方に到達するのであるが、8回にわたって改訂された社会科の基本的な捉え方「社会科を通して、社会生活についての正しい理解を図りその進展に寄与する態度や能力を育成するところに社会科教育の意義がある」といった内容は一貫していて、初期社会科と現社会科に変化は見られない。社会に対しての知識、そして民主的,平和的な国家・社会の形成者、すなわち市民・国民として行動する上で必要とされる資質の習得が求められている。

 中学年の社会科は「わたしたちの市(町・村)」から開始され、この学習は地域社会の一員としての自...

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