終末期における「その人らしさ」を尊重した看護

閲覧数6,400
ダウンロード数26
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    末期がんの患者さんとの関わりから学んだことを終末期の実習レポートにしてます。キューブラー・ロスの死の受容過程や人間の四側面(身体的・精神的・社会的・霊的)も照らし合わせて考察してます。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    終末期における「その人らしさ」を尊重した看護
    私が考える看護とは、対象がその人らしく生きることを支援しQOLを高めていくことであると考える。そのように考えるに至った終末期実習での患者との関わりを通して学んだことをここに発表する。

    私は、今回の終末期実習で末期がんの患者を受けもたせていだだいた。受け持ち当初、症状緩和目的で放射線療法が週4回行われていた。しかし、がんの進行に伴い疼痛・呼吸困難が出現し浮腫も顕著に現れていた。また、ADLもだんだん臥床状態が長くなり、ニードを自身で満たすことができなくなった。それに対して、患者は「こんなに寝たきりになって何も出来なくなってしまってはもうダメ。」「はやくお迎えがきてほしい。」との発言もあり、精神、霊的苦痛の出現、浮腫によるボディイメージの変化なども患者に苦痛を及ぼしていると考えられた。

    今回の患者の四側面として、身体的側面は腫瘍増大による呼吸困難の苦痛が強く、また疼痛や浮腫の出現が見られ、ADL低下が見られていた。精神的側面は、もともとは控えめな性格の方であった。受け持ち時は疼痛の増大により気弱な発言が増えていく傾向にあった。社会面は、夫が...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。