統合失調症を持つ患者との関わりを通して学んだラポール形成の重要性

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    資料紹介

    トラベルビーの「人間対人間の看護」からトラベルビーの看護理論を用いて、実習中に精神疾患を持っておられる患者さんを受け持った時のラポール形成に至るまでの関わりを振り返り、実習レポートとしてまとめたものです。本文1500文字以上あります。

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    統合失調症を持つ患者との関わりを通して学んだラポール形成の重要性
    ジョイス・トラベルビーは、著書「人間対人間の看護」の中で、専門の看護師の役割は、人間対人間の関係を確立することであるとした。そして看護とは、個人や家族、地域社会が病気や苦難を体験しないように予防あるいはそれらに対処できるように援助し、必要に応じて、それらの体験の中に意味を見出せるように支援する対人関係のプロセスであると言っている。つまり、看護は人間対人間のプロセスと定義し、看護の目的は人間対人間の関係を確立することを通して達成され、また看護師も患者も人間であり、それは各個人が他人を1人の個性ある人間として知覚し合い関係性を持つことにより看護師はその個人の持つニードを確認し、満たすことができるとした。そして患者と看護師が人間対人間の関係に到建するには4つの段階がある。「初期の出会い」「同一性の出現」「共感」「同感」である。この段階を踏まえて歩む時にラポールが生じる。ラポールが生じると、看護師と看護を受ける人はお互いを人間として知覚し合い、人格の真価を認め合う。そしてお互いに成長するとしている。そのため、看護を行うにあたって...

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