2017年度にA評価で合格したレポートです。購入にあたっては以下のことを確認してください。
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第三章「知識の問題」第一節「認識の意味」の内容を要約せよ。そしてテキストの内容に即して、自分のコメント・批判を加えよ。
我々は感覚(五感)に頼って生活している。赤い花を見る場合でも見る人の環境や身体的特徴によって影響されたりする。時には赤いリボンといった形が似たようなものと見間違うかもしれない。これほど感覚というものは不確実なものであると言える。また、自分が見ている赤い花と全く同じものを他人が見ている保障はどこにもない。感覚とは虚偽であり、何らかの存在についての認識ではなく、感覚は幻のような表象であって、理性的認識だけで真実を捉えるとするならば、我々の日常はどう捉えるべきか、感覚は何らかの真実性を持っていると考えざるを得ない。
感覚は不確実であり、上記の通り信頼に足るものでなく、全く同じものを他人が見ている保障はどこにもないが、しかしある個人にとってその通り見えていることは確かである。感覚はその都度毎に個人にとって真であり確実である。
一時的または個人的な感覚認識は、真の意味での認識という価値はない。そこで、普遍妥当的な知識とそれに基づいた認識が求められるべきである。プラトンの認...