[日大通信]英米文学特殊講義分冊1

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    資料紹介

    英米文学特殊講義分冊1の合格レポートです。 参考になれば幸いです。自己責任の範囲でのご使用をお願いいたします。

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    1.『マクベス』はウィリアム・シェイクスピアの悲劇の一つであり、魔女たちの予言とその後のマクベスの行為との関係がこの悲劇を解釈する上で重要であるとされてきた。次の各号のいずれかの立場に立ち、Macbethという作品の意味について自論を展開しなさい。

    (1)マクベスの一連の行為を「運命」ととらえる

    (2)マクベスの一連の行為をマクベスの「内的願望・感情」が表現したものととらえる
     『マクベス』(”Macbeth”,1606(推定))の主人公であるマクベスの一連の行為は、一見すると魔女の予言により自己成就という内的な願望を果たすべく、自身の自由意志によって事を成した、とみることができる。しかしその見解は平和な世の中で暮らしているからこその発想なのかもしれない。ここではマクベスのおかれた環境を想像した上で、その一連の行為を「運命」ととらえて論じたい。

     まず忘れてはならないことは、この『マクベス』の舞台は戦乱の世であり、第一幕が繰り広げられる前までのマクベスは過酷な戦場で死の恐怖と闘いながら剣を振り回していたということである。第一幕第二場にて登場する隊長がマクベスについてダンカン王(D...

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