S0621日本史(第2設題)佛教大学通信教育課程

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    資料紹介

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    「初期議会から日清戦後にかけての政党について」
     明治六(一八七三)年、征韓論政変の後、政府の中心になった大久保利通は、新たに内務省を設置して内務卿になった。内務省は警察や地方自治、さらに殖産興業に関する政策を推し進めた。

     政府を去った板垣退助や江藤新平などは、明治七(一八七四)年、民撰議院設立の建白書を政府に提出し、板垣らは大久保の政治を専制政治であると非難し、議会の開設を主張した。これが、国民が政治に参加する権利の確立を目指す自由民権運動の出発点である。この後、板垣は高知で立志社を結成し、運動を進めていく。

     一方、この自由民権運動と重なるように起こったのが、士族の反乱であった。改革で特権を奪われたことに不満を持つ「不平士族」たちも、大久保の政治への非難を強め、西日本を中心に各地で反乱を起こした。中でも明治十(一八七七)年に西郷隆盛を中心として鹿児島の士族などが起こした西南戦争は、最も大規模なものであったが、政府軍によって鎮圧された。西南戦争の後、旧薩摩・長州藩出身者などからなる藩閥政府への批判は、言論によるものが中心となる。

     明治十一(一八七八)年に地方制度が大きく改革...

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