2017年度A判定のリポートです。リポート作成の参考にご活用ください。
児童期、青年期において社会的認知(社会性の発達、対人関係(親・仲間))の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめよ。
はじめに
近年、暴力行為やいじめなど児童生徒の問題行動は教師の手に負えないレベルまで達している。文部科学省の平成二十七年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」結果によると、小・中・高等学校における暴力行為の発生件数、小・中・高等学校及び特別支援学校におけるいじめの認知件数はともに前年度より増加している。このような児童生徒の問題行動には、児童生徒を取り巻く社会環境の複雑化、多様化など様々な要因が考えられるが、その根底には成長途上にある児童生徒の心理的要因が大きく関わっていると思われる。そのため、これらの問題行動を解決していく上で、教師には児童生徒の心がどのように発達していくかを理解することが求められる。このリポートでは、まず児童期、次に青年期において社会的認知の拡がり、自己意識などがどのように変化するかをまとめ、教師としてどのように児童生徒と向き合っていくべきかについて考察する。
児童期の発達
児童期とは一般的に6,7歳から12,13歳頃...