都市解析レポート
銀座1〜8丁目のファッションビル、ホテルの立地/歴史的変遷
現在銀座には、服部時計店、大日本麦酒ビルなど、見れば銀座と一目でわかる建築が多くある。その多くが戦前の近代建築や木造建築であり、現在の銀座を『銀座らしく』見せている歴史的建築である。
銀ブラという言葉がある。明治期の終わり頃から流行した言葉で、主に銀座通りを特に目的もなくぶらぶら街歩きするという意味である。先に書いた歴史的建築はその多くが銀座通りに面しており、これらを見て回れば銀座を回遊した気分になれる。なかには銀ブラを卒業して、裏通りや路地を徘徊し、銀座を『面』としてあるく楽しさを見つける...