日大通信 外国史概説 分冊Ⅱ

閲覧数1,865
ダウンロード数12
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6

  • ページ数 : 6ページ
  • 会員660円 | 非会員792円

資料紹介

問 辛亥革命について論述しなさい。

キーワード:革命運動 立憲運動 武昌蜂起 孫文 中華民国臨時政府



合格レポートですがあくまでも参考としてお使いください。

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

辛亥革命とは、1911年に勃発した清朝を打倒し、中華民国を樹立した革命であり、その経緯は、アヘン戦争、清仏戦争、日清戦争、義和団事件のすべての戦争に敗北した点にある。清朝はこの敗北により多額の賠償金を支払うことになり、国家財政が悪化し、多くの領土や権利を失った。義和団事件では他国の軍隊が北京に常駐し、満州を軍事占領していたロシアに対しても何もできなかった。日露戦争が日本軍の勝利で終結すると、立憲君主制が専制君主制に勝利したとみなされ、清朝に対する改革の要求がだされていった。清朝は、国内の革命運動に対抗するためには改革せざるを得ないと自覚していたが、5大臣に外国の憲政を視察させると、立憲君主制は「皇位を永久に安泰にし、外国の侵略を弱め、内乱を終息させる」ことが可能であるとされ、立憲派と革命派との間で論争が続けられ、革命派は列強に従属する清朝を倒すことが中国を救う道であると主張した。対して立憲派は、清朝を倒してしまえば暴動や内乱を引き起こし、列強による中国支配を招く危険があるとしたが、清朝の専制支配を擁護したことで救国救民を求める人々の反感を買うことになり、この論争は立憲派の敗北で幕を閉じ...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。