聖徳大学心理学研究法 課題2「人を対象とする心理学の実験で注意するべき点について解説せよ」

閲覧数6,348
ダウンロード数27
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員990円 | 非会員1,188円

    資料紹介

    聖徳大学 心理学研究法課題2 評価はAでした。講評は「倫理問題についてよくまとめられています」とありました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第2課題 第1設題
    Q:人を対象にする心理学の実験で注意するべき点について解説しなさい。
    心理学は精神の働きを解明しようとする科学であるため、研究の対象は「事実」でなければならない。その事実を明らかにすることが「実証」である。実証とは、「どのようにして事実であると認められたのか」「どうすれば事実を正しく認識することができるのか」を考えることである。実証の理論を現実の世界に適用して、事実を認識するためには、現実の世界の様々な制約の中で創意工夫を凝らさねばならない。人を対象にした実験には、人を対象にするからこそ生じる特有の問題がある。そして倫理的な問題も生じる。これらを踏まえた上で、人を対象にする心理学実験で注意すべき点とは何であろうか。

    まずは、要求特性の弊害を最小限にすることである。

    要求特性とは、実験室の中で、ある特定の反応を被験者に要求する圧力をもたらすものを言う。

    例えば、担任が高校生に「あなたはタバコを吸ったことがありますか」と言うアンケートを記名式で行う場合、タバコを吸ったことのある高校生に「いいえ」と回答するよう圧力をかけてしまっている。というのも実施者が担任であり、...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。