佛教大学 M6511 言語学概論 第1設題 2016年度

閲覧数3,105
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学 M6511 言語学概論 第1設題 2016年度合格済みです。よろしければ参考までにお使いください。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    言葉の意味が脈絡によって異なる場合を、例をあげて説明しなさい。
    本リポートでは言葉の意味が脈絡によって異なる場合を、例を挙げながら考えていきたい。
    まず初めに挙げるのは、多様な意味を持つ言葉があったとき、文脈からその正しい意味を読み取る例である。次のような文があるとする。
    (1)森の中へ行くと、色んな種類の虫に出会える。
    (2)作業の途中で休憩を挟むと、怠惰の虫が動き出し、なかなか再開できない。
    (3)部活動後に自主練なんて、彼は練習の虫だ。
    「虫」という言葉の意味は一般的に、「人類、獣類、鳥類、魚介類以外の小動物のこと」である。(1)ではその意味で虫という言葉が用いられていることが分かる。また(2)のように「潜在する意識や感情の動き」をいう場合がある。昔の日本人は体の中に、意識や心理状態を左右する虫がいると信じていたことからこのような用法が生まれたのであろう。そして(3)のように「1つのことに熱中する人」のことを指す場合もある。これは意識や感情の動きと関わっていることから、(2)の意味が派生したものと考えることができる。
    このように「虫」という言葉だけをみても、実に多様な意味があるこ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。