佛教大学の通信教育過程でのレポートになります。
設題は「教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。」になります。
テキスト『学校カウンセリング入門(改訂版)』ミネルヴァ書房
「第1設題」
教師が行う教育相談(学校カウンセリング)の在り方(進め方)について述べなさい。
学校カウンセリングとは、教師やスクールカウンセラーによって行われる教育相談のことである。子どもの問題行動への対応を教師のみに任せておくという時代は過ぎ去り、スクールカウンセラーなど、これまで学校が経験したことのない新しい分野の人々との協力が必要不可欠となってきた。そのため、学校における教師においても、従来の教育的アプローチからの子どもの指導だけではなく、カウンセリング的アプローチからの子どもの理解が求められる。カウンセリングには大きく分けて、「治療的カウンセリング」と「発達援助的カウンセリング」の2種類がある。前者は、クライエントに対してカウンセラーが専門的な知識と技術を用いて患者の症状や病気を治療することから、専門的カウンセリングと呼ばれる。一方、後者は開発的カウンセリングと言い換えることもでき、目的は治療することではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるように援助することにある。それゆえ、学校カウンセリングといえば、多く...