民法Ⅰ 分冊1

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    日大通信 平成29・30年度報告課題 民法Ⅰ(分冊1)の合格レポートです。

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    平成29・30年度報告課題 民法Ⅰ(分冊1)

     失踪宣告の類型とそれぞれの要件効果について説明の上、それが誤っていた場合の対応とその効果について論じなさい。
    キーワード 特別失踪、普通失踪、みなす(擬制)、家庭裁判所、審判
    【参考文献】

    ゼミナール 民法入門 道垣内弘人

    プリメール民法1 安井宏 後藤元伸 中田邦博 鹿野菜穂子  
    失踪宣告とは、不在者の生死不明の状態が継続した場合に、一定の条件の下に裁判所が失踪の宣告をし、その者を死亡したものとみなして(擬制)、その者をめぐる法律関係を安定させる制度である。この制度の規定は民法第30条以下で定められている。失踪宣告には、普通失踪と特別失踪の2つの類型があり、それぞれ異なる要件が存在するため、以下で各失踪宣告の要件を説明する。どちらの場合においても効果は同様である。また失踪宣告は請求権者(利害関係人)の請求をもって、裁判所が宣告する。

     (1)普通失踪については、民法第30条1項により、不在者の生存が確かめられる最後の時から数えて7年間生死が不明な場合が裁判所に請求するための要件である。そして、(2)特別失踪については、民法30...

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