望ましい教師の資質と条件とはどのようにあるべきかを述べよ。 1581文字
このレポートでは、望ましい教師の資質と条件とはどのようにあるべきかを、専門職としての教師、社会の変化の中での教師、過去の教師による教育実践などを踏まえて考えていく。
まず第一に、教師に求められるのが、高い専門性を備えた指導を行うことである。これは決して一方的に知識を押し付けるのではなく、学問や芸術の世界に触れることにより、子どもが自分自身を変革していけるよう促すことや、子どもが学習によって自ら変わることを励まし、指導していくことを指している。こういった指導をするためには、子どもの内面を理解し、個々に対応していける指導力を磨かなければならない。
教師の指導は学習指導要領をもとに行られるが、これはあくまで標準的な子どもを想定した内容となっており、実際の現場では一つの参考としてしか使えない。高い指導力を身に付けるには、子どもをより深く理解する為に、子ども達の表情や行動、言動などをとらえるためのアンテナを常に鋭敏にしておくことが必要だと考える。また、教科の専門的な知識をふまえて教材を深く理解するのはもちろん、子ども達がその教材をどのように受け止めるか、実際の反応を見ながら新しい指導法を...