聖徳大学 わが国の公衆衛生上の問題点とその対応策について(医学一般Ⅰ)評価:S

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    聖徳大学通信合格レポート 評価:S
    課題:わが国の公衆衛生上の問題点とその対応策について

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    医学一般Ⅰ 第1課題第1設題
    わが国における公衆衛生上の問題のひとつに「人口の減少」がある。国土交通省の有識者懇談会によると、2050年には日本の人口は1億人(現在1億2730万人程度)程度に減って、全国の居住地域の3分の2では人口が半分以下になる見通しであり、三大都市圏を除けば「人口半減社会」に突入することになる。無策のままでは、各地で地域社会が崩壊し、地方経済は衰退し続けるだろう。人口の減少の理由には、高齢化、少子化、自殺者の多さなどの要因があり、それぞれの対策が必要である。

    自殺者に関しては4年連続減少しているものの、昨年は2万7195人と、自殺率は欧米の先進諸国と比較して突出して高い。特に中年男性の自殺がバブル崩壊後に顕著となり、世界的にみても異常な現象である。自殺の原因は、健康問題、経済・生活問題、勤務問題など、一件の自殺に対して一つの要因だけが挙げられるが、要因が複合して自殺に追い込まれていくケースが多く、まずはそのプロセスを捉えなければならない。そのうえで、抱えている問題の組み合わせにあった総合的な対策が必要である。また、日本では自殺を個人の精神的な弱さの問題としてきた...

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