資料紹介

２０１７年度対応　合格済　高評価
佛大通信

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　生活科のこれまでのあゆみをまとめるとともに実際の授業における教育的成果と課題を明らかにし、生活科のこれからの展望について具体的なことがらを示して述べよ。
（１）生活科のこれまでのあゆみ
　生活科が誕生し、その教育が始まったのは平成元年（１９８９）の学習指導要領の改訂で、小学校の低学年に生活科が新設された。これは、わが国の小学校教育史に残る大きな出来事である。それに伴って、従前の低学年の社会科と理科は廃止された。
・昭和３０年代終わり頃から４０年代
低学年の社会科や理科の在り方が問題となった。その結果、低学年の社会科や理科の改善が図られた。昭和４６年、中央教育審議会の答申では、特に低学年において、「これまでの教科の区分にとらわれず、児童の発達段階に即した教育過程について再検討する必要がある」と指摘している。このように、昭和４０年代初頭から、小学校低学年における教科の在り方が問われていた。
・昭和５０年代
社会科と理科の内容を中心とした新教科設定の考え方が出され、検討が進められるようになってきた。しかし、低学年教科の再構築にまで意見はまとまらず、昭和５１年の教育過程審議会答申で、「低学年...

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