レポート、経営学、セキュリティビジネス、NTTドコモ、ネットワークインフラ
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世界最先端IT国家への道を奔走する日本。我らが日本国家が世界一のユビキタスネット社会を構築するために必要なプロセスは二つある。まず、ネットワークインフラの整備。そして、その利活用である。どんなにインフラが整備されても、それが最終的にソリューションとして提供され、利用者に価値をもたらすものでなければ意味が無いのだ。そして、このようなソリューションの実現において大きな進展が期待されるのが公的部門。つまり、社会ソリューションだ。政府が2006年1月に発表したIT新改革戦略は、目指すべき将来の社会として、【活力ある少子高齢社会】【環境・エネルギー問題への貢献】【安全・安心な社会の実現】【行政・企業・個人の新しい姿】【情報格差(デジタルデバイド)のない社会】【世界に発信する誇れる日本の実現】というテーマを掲げている。このように、その多くが公的部門と密接なかかわりを持っているのだ。これは実に公共性が高いテーマであるが、官にまかせきりで物事は前に進むか?―――否。官だけに任せると要領が悪く、無駄な出費がかさむという前例はご周知の通りだ。産官学...