平成29・30年度 日大通信 国際金融論 分冊2 合格レポート

閲覧数3,066
ダウンロード数11
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    平成29・30年度報告課題のレポートになります。
    参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト S31200 国際金融論 宅和公志・山倉和紀 編 2017年1月 初版7刷

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    Page 10

    Page 10

     BIS規制の必要性について

     1.はじめに

     国際的な金融取引が活発になった現代において、国をまたぐ営業を行っている銀行の存在感はとても大きく、為替取引とはじめとして様々な面で我々の利便性を向上させてくれている。反面、破綻した場合の影響は一国に留まらず、世界的に影響が出てくる場合も少なくない。

     19 84年にアメリカのコンチネンタル・イリノイ銀行が経営破綻し国有化された際には、大手銀行の経営破綻が連鎖的に相次いだ。このとき破綻した銀行に共通していたのが、自己資本比率が低いことであった。この反省を踏まえてBIS(国際決済銀行)バーゼル銀行監督委員会は、1988年に国際業務を営む銀行に対して自己資本比率を8%以上に維持するというBIS規制(バーゼル合意)を求めることになった。

     本リポートでは、このBIS規制が必要とされる理由・背景について整理する。

     2.BIS規制の概要

     前述の通り、BIS規制では国際業務を営む銀行は自己資本比率を8%以上にするよう求めている。では、どのような定義で8%としているかを確認してみる。

     まず分母である...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。