平成29・30年度 日大通信 経済原論 分冊1 合格レポート

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資料紹介

平成29・30年度報告課題のA評価レポートになります。
参考文献:日本大学通信教育部指定テキスト L20200/R20100 経済学原論/経済原論 中山靖夫 著 2017年4月 初版22刷

資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

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 下級財の全部効果について

 1.はじめに

 私たちは日常生活において財やサービスを購入する際、限られた予算を使って最大限の満足を得ようと、その組み合わせを考えるという行動をとる。その消費行動を効用最大化の観点から考え、どのようなプロセスで消費量が決まるのかを整理する。

 また、所得や価格の増減が財やサービスの需要へどのように影響するかを整理し、本リポートでは下級財の需要変化について考察する。

 2.効用

 はじめに、最大化する効用についてであるが、これは財やサービスを購入する事によって得られる満足度、評価価値を示すものである。したがって、購入量が多ければ効用は大きくなるが、次第にその限界(追加)効用の増加は鈍化していく。これを限界効用逓減の法則という。簡略したグラフ及び限界効用を示す式を図1に示す。

 3.無差別曲線と予算線

 X財とY財の2財を消費するとき、先に示した効用の組み合わせを、図2のグラフを用いて考える。効用を示すグラフはXとYの2つの軸を取る。左下は原点でX、Y軸それぞれがX財、Y財の消費量であり、A点はX財の消費量の方が多...

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