佛教大学 P6301 英文学史 第1設題 2016年対応 B判定合格済み

閲覧数1,833
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    P6301 英文学史

    第一設題
    第1章「古英語・中英語の文学」−15世紀まで

     イギリスで文学が生まれたのは、ケルト民族のあと新しいアングロ・サクソン系諸族の出現によると言われている。アングロ・サクソン系諸族は安定した社会の中に彼らの言語を定着させ、それにより文学が生まれることになった。その言葉は、アングロ・サクソン語、別名<古英語>と呼ばれ、ゲルマン系統の言語であり、今では英語よりもドイツ語に近い。

     6世紀末の本格的な宗教布教の影響もあって、初期の古英語文学には宗教文学も含まれていた。そのような時代背景の中で、最も文学らしい文学といえば,詩的表現を用いて一人の英雄の輝かしい栄光を代々伝承する<英雄叙事詩>であった。古英語に関して言うと『ベオウルフ』(Beowulf)が最古と言われている。ベオウルフという一人の青年が国の為に敵と戦う英雄伝である。この頃の文学は語り手から語り継がれる口語伝承の形をとり、大英図書館所有の最古の写本は10世紀のものと考えられているが、作品自体はそれより前の7〜8世紀頃のものだと言われている。またアングロ・サクソン系の古英語は重く暗い響きが特徴で頭韻に...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。