本リポートは、佛教大学通信課程の人権(同和)教育(Q0709)第1設題のリポートである。設題は、「50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括すること。また、人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方を具体的に論述すること。」である。判定はBでした。
なお、本リポートを丸々コピペすることは禁じられており、また近年はそういうことを発見するソフトも開発されておりますので、あくまで参考にしていただければ幸いかと存じます。
50年に及ぶ戦後の同和教育史を概括すること。また、人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方を具体的に論述すること。
はじめに
「21世紀は人権の世紀である」と言われながら、この世の中には同和教育をはじめとして、全ての人々の人権を確立していく上での課題が山積みである。教育改革が叫ばれ、学校教育が変化しつつある今日においても、「同和教育は教育の原点である」と言われるように、これまでの「同和教育」の理念や実践には、今なお学ぶべき点がたくさんある。そこで本論では、まず戦後50年の「同和教育」の歴史を概括し、次いで人権(同和)教育の意義と学校における人権(同和)学習のあり方について論じたい。
1.戦後50年に及ぶ戦後の同和教育史
まず、「同和教育」とは、「同和問題を解決するための教育の営みの総称」と言われ、これは「部落解放運動」や「同和行政」といった「同和問題を解決するための『教育以外の取組』」を含めた全ての営みのことである。「同和教育」は教育の原点と言われる所以は、「日本国憲法」第26条(教育権、義務教育)及び「教育基本法」第1条(教育の目的)と第3条(教育の機会均...