S0606 美術概論Ⅰ 第1設題 リポート
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S0606美術概論Ⅰ 第1設題
【1・2枚目】平成20年版小学校学習指導要領(図画工作)が目指している、児童の作品や活動における評価の在り方について論じなさい。その際、必ず、「新しい学力観」「評価規準」について言及すること。
絵画コンクールでは、他者との競争や比較により順位が決められる。そのため、図画工作科には、子どもを序列化する相対評価が根付いてしまった。しかし、この科目で扱う内容は、造形表現活動であり、子どもたち一人ひとりの異なる表現や活動、持てる力や可能性を大切にすることが求められる。したがって、子どもたちを基準ラインに到達したかどうかで比較して格付けするのではなく、目標に示す資質や能力がどのように働き、更新されたかに着目して評価する必要がある。この実現状況を判断する評価は、「目標に準拠した評価」といわれ、これには評価の根拠となる学力観の一致が重要となる。その学力観こそが「新しい学力観」であり、「子どもたちが自分の課題を見付け、自ら考え、主体的に判断したり、表現したりして、よりよく解決できる資質や能力の育成を重視すること。」である。そして、平成20年に行われた学習指導要領改善に...